真是非常賣座的作品~
<鋼の錬金術師>新シリーズは09年4月から MBS・TBS系で
12月12日12時10分配信 毎日新聞
09年4月から放送されるアニメ「鋼の錬金術師」のメーンビジュアル(C)荒川弘/鋼の錬金術師製作委員会・MBS
03年にテレビアニメ化され、劇場版も公開された人気アニメ「鋼の錬金術師」の新シリーズ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST(フルメタル アルケミスト)」が09年4月からMBS・TBS系で放送されることが11日、分かった。
「鋼の錬金術師」は、月刊マンガ誌「少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)で01年から連載している荒川弘さんのマンガが原作で、コミックスは20巻で3000万部以上を発行している。錬金術が発達した世界で、禁断の「人体錬成」に挑んで失敗し、体を奪われたエドとアルの兄弟が、失った体を取り戻すために「賢者の石」を探す冒険に出るというファンタジーが描かれている。【河村成浩】
12月12日12時10分配信 毎日新聞
09年4月から放送されるアニメ「鋼の錬金術師」のメーンビジュアル(C)荒川弘/鋼の錬金術師製作委員会・MBS
03年にテレビアニメ化され、劇場版も公開された人気アニメ「鋼の錬金術師」の新シリーズ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST(フルメタル アルケミスト)」が09年4月からMBS・TBS系で放送されることが11日、分かった。
「鋼の錬金術師」は、月刊マンガ誌「少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)で01年から連載している荒川弘さんのマンガが原作で、コミックスは20巻で3000万部以上を発行している。錬金術が発達した世界で、禁断の「人体錬成」に挑んで失敗し、体を奪われたエドとアルの兄弟が、失った体を取り戻すために「賢者の石」を探す冒険に出るというファンタジーが描かれている。【河村成浩】
「鋼の錬金術師」 わずか6年で3000万部突破 精神的に成長する主人公に共感
もっと見たい方は↑写真↑をクリック! 月刊マンガ誌「少年ガンガン」連載中の「鋼の錬金術師」のコミックスが3月、累計3000万部を突破した。01年に連載がスタートしてから約6年19巻という短期間、しかも月刊誌の連載作品としては異例のペースだ。
作者の荒川弘は、初連載ながら新人離れした作画の完成度と練りこまれた世界観・ストーリー構成を見せ、一部で注目を集めていた。とはいえ大手出版の連載でないため、最初は知る人ぞ知るマンガだった。
そんな中、その力が注目されたのは、03年のアニメ化だ。人気作「機動戦士ガンダムSEED」の後番組で、当初は下馬評こそ低かったが、原作の持つ世界観とストーリーを再現し、前番組にも負けぬ視聴率を叩き出すなど多くのファンを獲得。放映枠の「MBS・TBS系の土曜日午後6時」は、これ以降、「土6」というブランドにもなった。
そしてアニメ後、劇場版アニメも公開された。以後も人気を維持し、コミックスが出るたびに売り上げランキングのトップを取っている。
主人公は、チビで短気だが熱血少年のエド。エドは、死んだ母をよみがえらせるために、禁断の錬金術「人体錬成」に挑んで失敗、“代償”として“体”を奪われ、弟のアルも全身が西洋よろいで中身が空っぽの体になってしまう。エドは「自身の右腕と左足」と「弟の全身」を取り戻すために、軍の手先「国家錬金術師」となり、体を取り戻すカギ「賢者の石」を探す冒険に出る。その先々でさまざまな人々と出会い、成長していく王道の少年マンガだ。
連載が長期になれば、多少の“中だるみ”が起きるのが人気マンガの“宿命”だが、作品の質は上がるばかりだ。「賢者の石」の謎を探るうち、ホムンクルス(人造人間)による国家ぐるみの陰謀を突き止めたエドら。ホムンクルスの一人で美女・ラストを死闘の末に倒したエドのライバルで良き理解者のロイは、ホムンクルスだった大総統に脅されて、部下は散り散りに、自身も降伏。エドも幼なじみの少女を人質に取られて負けを認める。しかし、エドは表向き大総統に従いつつ、裏では陰謀の阻止を目指すと同時に、自らの体を取り返すための冒険を続けている。
ち密で飽きさせないストーリーが作れるのは、揺るがぬ世界観があるから。それは、少年マンガの“業(ごう)”ともいうべき主人公の「強さのインフレーション」も起きていないからだろう。エドの戦績を見れば明らかで、ホムンクルスとの対戦も分が悪く、敵から背を向けて逃げるのも珍しくない。
そんな主人公が輝いて見えるのは、精神的に成長するからだろう。「人を殺さない覚悟」を、「甘い理想」「青臭い」と言われながらも愚直に追求し、立ち向かうタフなエドの姿は、読者の理想像だ。また、周りを固めるキャラクターも魅力的で、兄との強いきずなを感じさせるアル、表向きは軽い人間で女ったらしだが実は激情家のロイといった主役級はもちろん、エドと何度も対決するホムンクルスのエンヴィー、人間の弱さを感じさせるヨキなどライバルや脇役までもがキャラ立ちしている。
ミステリーのようにストーリーに何重にも張られた伏線も絶妙。最初は「賢者の石」の謎を追う展開だが、次は国家の壮大な陰謀が徐々に明らかになる展開に切り替わる。ハイペースで「引き」を作る必要がある週刊マンガ誌とは違う「月刊誌」ならではのゆるやかな連載ペースも奏功したのだろう。コミックスもいまだに裏表紙やおまけマンガを盛り込むなど作者の情熱は衰えない。
最新の19巻では、古代に存在したクセルクセス国の滅亡の真実、エドの父ホーエンハイムとホムンクルスの過去の因縁が明かされている。着実にクライマックスに向かっている「ハガレン」の今後の展開も見逃せない。
鋼の錬金術師 荒川弘 スクウェア・エニックス 1~19巻 各410円 月刊少年ガンガンで連載中
2008年4月26日
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