Monday, September 01, 2008

威尼斯影展「波妞」受兒童粉絲夾攻 評審大笑聲不斷

『ポニョ』にヴェネチアが惜しみない喝さい ちびっ子ファンにサイン攻め、審査員は声上げて大笑い
9月1日3時59分配信 VARIETY

 宮崎駿監督の『崖の上のポニョ』が31日(日)、第65回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門で公式上映された。メイン会場のサラ・グランデ前のレッドカーペットに宮崎監督が登場すると、沿道のファンからは「ミヤザキ!」と叫び声に近い声援。宮崎アニメに親しんだ多くのファンが、この日を心待ちにしていた様子だ。

 会場内もヒートアップ。上映前にもかかわらず、いつまでも鳴り止まないスタンディング・オベーションに迎えられた宮崎監督は、自ら手を振り「もう十分です、ありがとう」と着席を促した。

 30日夜に行われたプレス試写会のときと同様、ポニョの愛らしさや作品が放つユーモアに好反応を示す観客。コンペ部門の審査員らが思わず声をあげて笑う場面も見られた。

 上映後には、再び鳴り止まぬスタンディング・オベーションに、何度も手を振りお辞儀を繰り返す宮崎監督。映画祭ディレクターのマルコ・ミューラーも大きな拍手と満面の笑顔で祝福した。退場時には、来場していた子どもたちに囲まれ、サイン攻めに。出口から車に乗り込むまで多くのファンが追いかける姿に、「世界のミヤザキ」の人気ぶりを実証した。

 「たくさんの素晴らしいファンに愛されて幸せな映画だと思いました」と興奮冷めやらぬ表情で感想を語った宮崎監督。「この映画を、子どもたちの祝福のためにおくります」と、地球を横断しようとしている“ポニョ”にメッセージを託した。

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